著者:岡田好弘
究極のひとりあそび、ヒマつぶしの極意、無駄な努力、平和すぎてすることがない…
どんな言葉でこの本の存在を表そうかと考えてはみたものの、原点に返ってシンプルに「ユーモアぎっしりの一冊」としておこう。
みかんの皮を動物の形にむくという何とも健全な娯楽が、主人公むきおくんのナンセンスなストーリーに乗せて丁寧な図解で紹介されていく。
こういう無駄なテクニックはぜひ身に着けなければならない。

ユーモアは
最も美しい
愛の表現である。
アルフォンス・デーケン
その場に共にいる人のために、喜ばしい温かな雰囲気を作りたいという純粋で美しい愛を表す方法、それがユーモアである。
逆に言えばユーモアを発揮すれば愛を伝えることができる。
…ってことは、みかんの皮を動物の形にむいて愛を伝えることもできる。
みんなで誰かの家に集まって食事をする機会があるとする。そのメンバーの中にちょっと気になる人がいるなら、あなたが持参するべきものはもう間違いなくみかん。トークが苦手なふりをしながらひっそり兎の形にみかんの皮をむいて迷わず気になる人に渡すべし。その場の雰囲気を楽しくさせるリアクションが得られたなら愛も受け入れられると期待してよろしい。(ほんとかよ)

実際に
やってみた
White Fang


ま、とにかく人気者になりたかったら今年の冬はみかんの皮をむくに限る。
今から練習積んでおけば冬にはまにあうでしょう。
フィリピ4:8
何であれ愛情をさそうことがあれば、そうしたことを考え続けなさい。
あたらしいみかんのむきかたをしっかり練習して、ユーモアで愛情を伝えよう。
未完のままじゃ何にもならない。ひと皮むけた自分を見せつけろ。
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