「この「聞く技術」で道は開ける」

副題:一番いい考えを引き出すノウハウ

著者:ナンシー・クライン 訳者:古賀祥子

 

 

この本を紹介するためにブログを始めたといっても過言ではない、White Fang 一押しのおすすめの絶賛の必読本、満を持しての登場。

 

この一冊さえ読めば、他のコミュニケーション方法のハウツー本や、コミュニケーション能力関係の自己啓発本は、たぶん一生読まなくていい。これさえ繰り返し読めばいい。

 

この本のおかげで、ヤコブ1:19 の理解はぐっと深まる。

 

ヤコブ1:19

わたしの愛する兄弟たち,このことを知っておきなさい。

すべての人は,聞くことに速く,語ることに遅く,憤ることに遅くあるべきです。

 

はなもあるよ~
はなもあるよ~

 


  耳のあるものがいるなら、

 

  聞きなさい。

 

 

   啓示 13:9

 

 

ヤコブ1:19 をコミュニケーションに適用して、

 

① まず相手の話を聞く

② 次に自分が話す番

③ 会話のマナーとして、怒ったりしないように

 

・・・といった具合にのほほんと解釈しても構わないかもしれない。

 

だが聖句によると相手の話が一段落したら次にするべきは「語ることに遅く」すること。

 

つまり、さらに聞くということ。

 

そのうち、相手の話の間違いに気づたり情報が古いと思ったりすると、それがどんなに些細な事でも、本題に無関係でも、話をさえぎって訂正してやりたいという誘惑に駆られる。また、相手が今から言う内容が予測できるときには、話す権利を横取りして、先回りして内容を言いたくなってしまう。

 

間違っている話や古い情報に基づく話は聞きたくない、あるいは、そんな話はもう知っているので聞いても時間の無駄だと思うからだ。

 

そうした感情は一種の「憤り」と言ってもいいだろう。

 

しかし、「今度こそ自分の出番が来た」と思って話したり情報を相手に与えたりしたくなる誘惑に決して負けてはいけない。

 

せっかく「語ることに遅く」したのだから今度は、「憤ることに遅く」なって、話したいという衝動を押さえる方が賢明で効果的。

 

つまり、もっと聞くということ。

 

 

 

 

 

  オレにも

 

  ひとこと言わせろ!

 

 

   White Fang

この、①まず聞く、②さらに聞く、③もっと聞く を実践するために必要な事柄の一つに

「ゆとりのある態度」が挙げられている。

 

聞き手の態度にゆとりがあれば話し手は十分に考え、語り尽くすことができる。

これも聖書の言葉の通りだ。

 

詩編119:32

わたしはあなたのおきての道を走ります。
あなたがわたしの心に余裕を持たせてくださるからです。

 

聖書の助言を当てはめる人には、神から与えられる真の余裕がある。

そんな人が聖書の助言を当てはめて人の話を聞くなら穏やかな余裕のある態度でじっくりと聞くことができる。

 

そんな、人の話を決して遮らないクリスチャンになりたい。